こんにちは!
唐突ですが、皆様はオイル交換はどのタイミングですればよいか、ご存じですか?
そんなこと常識だと思う方もいれば、まったくわからないという方もいるのではないでしょうか?
車種やメーカー、オイルによっても違いますが、一般的には5000KM若しくは半年といわれています。
車の血液ともいわれるエンジンオイル、もし時期を過ぎても交換しなかったら、どうなると思いますか?
結論から申し上げますと壊れます!
では、なぜ壊れてしまうのか考えてみましょう。
まずは、エンジンオイルとは何なのか?どのような働きをするのかを考える必要があります。
順番に見ていきましょう。
交換先延ばしを頻繁に行っていたエンジン 適切な交換を行っていたエンジン
1.エンジンの潤滑
エンジンの内部には、シリンダという部屋のなかで上下運動をするピストンという部品が存在します。
そのピストンが、燃料と空気を混ぜた気体(混合気)を圧縮し、爆発させることにより動力を得ています。
ピストンとシリンダの隙間は、圧縮圧を高めるために、非常に小さくなっています。
その隙間を埋め、圧力を高めさせているのが密封作用です。
さらにもっと、重要なことは、金属同士が擦れないようにする、潤滑作用です。
もしエンジンオイルがなかったら、金属同士が擦れ合い傷がついてしまいます。
そうなると熱によってシリンダとピストンが溶けてくっついてしまったり、傷により十分な圧縮が得られなくなります。
それが、エンジン不動や不調の原因になります。
2.衝撃吸収・冷却
ピストンが爆発の際に左右に振れてしまうことがあります。その衝撃を吸収する作用があります。
衝撃を吸収できないと、これもまた傷がついてしまう原因になります。
また、エンジンは爆発によって熱を持つので、その熱を奪う冷却作用があります。
熱を奪えないと、エンジンが熱くなって不調になる「オーバーヒート」の原因になります。
2.エンジンの洗浄・防錆
エンジンは爆発後、カーボンという汚れが出ます。
BBQの後に出る、炭と同じです。
それがエンジンに蓄積すると、ピストンなどの動きが悪くなります。
エンジンオイルはその汚れも洗い落としてくれます。
また、水分によって錆びないように金属を覆う役目もしています。
いかがでしたでしょうか?
長くなってしまいましたが、エンジンオイルの交換が必要な理由がわかりましたか?
人間や動物に血液が必要なように、車にはエンジンオイルが不可欠なんです!
今一度、ご自分の愛車のオイル交換の頻度を見直してみてください!
松本市でクルマのことならフリハタ自動車。